2015年03月06日

今週の注目疾患  平成27年・9週(2月23日~3月1日)

~A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~
2015年9週の県全体の定点当たり報告数は、8週の3.50からさらに増加し3.66となった。年明け以降増加傾向が続いており、今後の流行状況に注意が必要である。
保健所別の定点当たり報告数は、長生(11.25)、柏市(7.00)、印旛(6.06)、香取(5.33)、習志野(5.00)、船橋市(4.09)、海匝(4.00)、松戸(3.81)が多い。2015年9週に報告された491例の性別は、男性270例(55.0%)、女性221例(45.0%)で、年齢群別では、4~7歳が241例で49.1%を占めていた。

~流行性耳下腺炎~
2015年9週の県全体の定点当たり報告数は、8週の0.25から増加し0.41となった。16保健所中7保健所管内で先週よりも増加した。
保健所別の定点当たり報告数は、松戸(1.00)、習志野(0.80)、印旛(0.56)、柏市(0.56)、船橋市(0.45)、市原(0.43)、山武(0.33)、君津(0.25)、野田(0.25)、千葉市(0.22)で、これらを除く6保健所は0.00だった。2015年9週に報告された55例の性別は、男性30例(54.5%)、女性25例(45.5%)で、年齢群別では、6歳が14例で25.5%を占め、3~6歳では35例で63.6%を占めていた。


【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成27年3月6日更新)